英語を使いこなすには、できる限り多くの英単語を習得する必要があります。
英語がますます重要視される今、小学生のうちから英単語をしっかり覚えておきたいと考えるパパやママも多いのではないでしょうか?
でも、「どうやって覚えさせたらいいの?」「すぐに忘れてしまう…」と悩む声もよく聞きます。
実は、英単語の暗記にはコツがあり、正しい方法を選べばお子さんも楽しく、効率よく覚えることができるんです!
この記事では、子どものやる気を引き出しながら、確実に英単語力をアップさせるための暗記法を5つ厳選してご紹介します。
英語教育に英単語の習得が重要な理由
アメリカとブラジルの研究機関の調査によると、英語のネイティブスピーカーは、1人あたり20,000~35,000語の語彙数を持っているという結果が出ています。
英語のネイティブスピーカーの皆が等しく同じ単語を習得しているわけではありません。
キャリアや興味、教育によって知っている英単語は異なります。
それに対して、日本の英語教育で小学校から高校卒業までに習得する英単語数は約4,000~5,000語です。
学習段階 | 習得目標英単語数(目安) |
小学校 | 600~700語 |
中学校 | 1,600~1,800語 |
高校 | 1,800~2,500語 |
苦労して覚えたとしても、実際のところ日本人が学校教育で習得する英単語はとても少ないことがわかります。
日本の英語教育で覚える英単語が少ないとはいえ、英単語を習得できなければ、英語を勉強しても内容が理解できないので、子どもが英語嫌いになってしまう可能性があります。
このことから、英語教育で英単語をできるだけ多く習得することは、英語を着実に身に着けるためにもとても重要なことなのです。
英単語を効率よく覚えるための暗記法5選
英語教育に英単語の習得が重要な理由がわかったところで、ここからは英単語を効率よく覚えるための暗記方法を5つご紹介します。
小学生から取り組める方法ばかりなので、我が子に英単語を楽しく効率よく覚えさせたいパパやママはぜひご覧ください。
一度で覚えようとせず繰り返し学習する
英単語を効率よく覚える方法の1つに「繰り返し学習する」ことが挙げられます。
これは1回の学習で英単語を着実に身に着けるのではなく、何度も繰り返し英単語に触れることで、英単語を記憶に定着していく学習法です。
ドイツの心理学者エビングハウスが140年前に発表した「忘却曲線」というグラフがあります。
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経過時間 | 節約率(記憶の残りやすさ) |
20分後 | 58% |
1時間後 | 44% |
9時間後 | 35% |
1日後 | 34% |
2日後 | 27% |
6日後 | 25% |
1ヶ月後 | 21% |
これは、人が覚えたことをどれくらいのペースで忘れていくかを表したグラフです。
意味のない音節(例:rit、pek、tasなど)を自分自身で記憶し、時間が経過するごとにどれだけ覚えているか、また再度覚え直すのにどれだけ時間が節約できるか(節約率)を調査
節約率とは同じ内容を再学習したときに、最初にかかった時間や手間をどれだけ短縮できるかを表す指標になります。
例えば、最初に10分かかって覚えたものを、再学習では4分で覚え直せた場合、節約率は40%です。
ドイツの心理学者エビングハウスの調査でわかった節約率は次の通りです。
このデータから、人は新しく覚えたことの大半を1日で忘れてしまい、その後は、忘却のスピードが緩やかになることが分かります。
ただ、覚えたことの復習を早めにすると、覚えなおす時間を短縮することが可能です。
英単語を繰り返し覚えなおすことで、「これは重要な情報だ」と脳に認識させて、記憶に定着させることができます。
インプット7割・アウトプット3割
英単語を効率よく覚える方法の1つに「インプット7割・アウトプット3割」が挙げられます。
このインプットとアウトプットの割合は、第二言語習得(SLA)研究の第一人者白井恭弘教授が提唱したもので、効率よく・長く記憶に残すための黄金比率として広く指示されています。
英単語習得に必要なインプットとは、英単語やフレーズなどを読んだり聞いたりしていく作業です。
英語の本を読んだり、英語の動画や歌、アニメを見たりすることもインプットにあたります。
知らないことはアウトプットできないため、まずはたくさんの英語に触れましょう。
一方で、アウトプットは、覚えた英単語を話したり書いたりして、使ってみる作業です。
たとえば、「りんご」を英語で言ってみたり、覚えた単語で簡単な文を作ったり、親子で英単語クイズをしたりするのもアウトプットの1つ。
アウトプットすることで「自分が言えること・言えないこと」に気づき、英単語の記憶がより定着します。
アウトプットばかりだと間違った表現や理解が身についてしまうため、多くの正しいインプットをするのが重要です。
五感をフル活用して覚える
英単語を効率よく覚える方法の1つに「五感をフル活用して覚える方法」が挙げられます。
五感を使って英単語を覚える方法とは、視覚・聴覚・触覚など、体のいろいろな感覚を同時に使いながら単語を覚える学習法です。
小学生の子どもにとっては、ただ単語を暗記するよりも、楽しく・自然に記憶に残りやすくなるのが大きなメリットになります。
毎日英単語を眺めるだけでも、よいのですがそれだけだと、英単語を使って話したり、英文を書いたりすることは難しいでしょう。
英単語を覚えるときは、英単語をただ眺めるだけでなく、音声を聞いて口に出してみましょう。
「間違った発音をしたら恥ずかしい…」と思う小学生や中学生もいるかもしれませんが、失敗は決して恥ずかしいことではありません。
むしろ、第二言語を学ぶときは失敗することで記憶に残ることもあります。
またライティングでよく使う英単語は、書いて覚えましょう。
ただ小・中学生の中には、英単語を書くのが苦痛で英語嫌いになってしまう子もいます。
そのようなときは、英単語を書くのではなくパソコンでキーボードを打って覚えるのも1つの方法です。
英語学習のアプリや動画を活用する
英単語を効率よく覚える方法の1つに「英語学習のアプリや動画を活用する方法」が挙げられます。
小・中学校の英語教育に英単語の習得が欠かせないとわかっているものの、英単語をただ眺めたり、発音したりするだけでは大半の子どもは飽きてしまいます。
楽しそうな音声と画像で英単語を学習できるアプリや動画は、楽しみながらゲーム感覚で英語を学べるツールの1つ。
子どもはもちろんのこと、パパやママも一緒に学習すればもっと英語学習が楽しくなるはずです。
子どもに合ったアプリや動画を見つけて、一緒に楽しく英語を学びましょう。
わが子に最適な英語学習アプリを選ぶポイントは次の通りです。
- 子どもの学年や英語レベルに合ったもの
- 子どもの興味・関心に合致したもの
- 小学生でも自分で操作できるシンプルなインターフェイス
まずは無料体験で、子どもと一緒に使ってみて子どもの反応を見てから選ぶとよいでしょう。
英単語が定着したか定期的にテスト
英単語を効率よく覚える方法の1つに「英単語が定着したか定期的にテストする方法」が挙げられます。
冒頭でお話ししたとおり、私たちの脳は一度覚えたことでも時間が経つと徐々に忘れていきます。
記憶力のよい小学生も例外ではありません。
一度覚えた英単語を忘却させないためには、定期的にテストをして思い出させる作業が必要です。
定期テストをすることで、「この英単語は重要な情報だ」と脳が判断し、英単語が記憶に定着します。
テストのタイミングもポイントで、英単語を覚えた次の日、1週間後、1か月後と間隔を空けて同じテストを繰り返すと記憶に残りやすくなるでしょう。
ただし小学生の場合テストと聞くと、「強制的にやらされている」と感じてしまい、英語嫌いになってしまう可能性があります。
テストをするときは、カードや本を使い「この英単語はなんて読む?」「この英単語はどんな意味かな?」などクイズ形式で行うとよいでしょう。
ゲーム感覚で進めていくと、子どもも楽しく英単語をテストできるはずです。
英語嫌いになるかも!誤った英単語の習得方法
英単語を効率よく覚える暗記法がわかったところで、パパやママが子どもについつい指示しがちな誤った英単語の習得方法をご紹介します。
パパやママが当たり前だった学習方法を子どもたちに強要してしまうと、子どもが英語嫌いになってしまうかもしれません。
子どもが英語嫌いにならないようにするためにも、誤った勉強方法を紹介するとともに、なぜこの勉強方法がいけないのかを理由も含めて解説します。
1回の学習で全部覚えようとする
英単語の誤った習得方法の1つに「1回の学習で全部覚えようとする」ことが挙げられます。
冒頭でもお話ししましたが、私たちは新しい知識を得ても、その大半を1日で忘れてしまいます。
新しい英単語を習得するためには、短いスパンで学んだ英単語を何度も復習・復唱する必要があるのです。
1回の学習で集中して英単語を大量にインプットしても、学習のスパンが長いと覚えた英単語がなかなか身に付きません。
また大人・子ども関係なく私たちの脳は一度に処理できる情報量や保持できる容量に限界があります。
この容量を超えて情報を詰め込むと、脳はオーバーフローの状態となり、集中力が途切れやすくなってしまうのです。
その結果、覚えようとしている英単語がどれも中途半端な理解となってしまい、誤った記憶が定着してしまう可能性が高まります。
一度で大量の英単語を学習するよりも、1日10分程度でもいいので毎日英単語に触れることの方が、英単語を効率的に暗記できます。
英単語をノートに繰り返し書く
英単語の誤った習得方法の1つに「英単語をノートに繰り返し書く」ことが挙げられます。
英単語をノートに書くこと自体は悪いことではありません。
しかし、ノートに英単語を繰り返し書いて覚える学習法は、頭を使わない単純作業になりがちです。
そして、単語を繰り返し書く作業は、暗記において重要な「思い出す」というプロセスがないため、英単語が記憶に定着しにくくなります。
また英単語をノートに繰り返し書いている間、新しい英単語をインプットできないのも問題です。
英単語を繰り返しノートに書くよりも、英単語を声に出して読んだり、イラストやイメージと英単語を結び付けたりした方が、効率的に英単語を暗記できるでしょう。
短期間で大量の英単語をインプットしたいならアクティメソッドがおすすめ!
英語を学ぶには多くの英単語を習得する必要がありますが、小学生のわが子に英単語を覚えさせるのは一筋縄ではいきません。
また英単語を覚えさせるという行為自体、子どもにとって苦痛となり英語嫌いになってしまう可能性もあるためです。
子どもが英語嫌いにならないよう、英単語を覚えさせることは、家庭では至難の業。
パパやママの負担になってしまう可能性もあります。
小・中学生のわが子に英単語を楽しく覚えてもらいたいなら、アクティメソッドがおすすめです!
アクティメソッドでは、タイピング×英語という画期的な教育方法を実践している英語塾。
- レッスンは60分(英語トレーニング30分、タイピング30分)
- ゲーム感覚で英語を学べる
- 短時間で英単語を大量にインプット&アウトプット
- 1人1人の習熟度に合わせた指導を徹底
アクティメソッドでは、英文や英語を「書く」ことを全てタイピングで行っています。
「書く」作業をタイピングで代用することにより、鉛筆やペンで書くよりも英単語を大量にインプットすることができ、5~10倍の早さで英単語を暗記することが可能です。

ただタイピングで英単語を打つのではなくネイティブの発音を聞きながらタイピングをおこなうため、五感を活用しながら英単語を習得できます。

また子どもたちが英単語のタイピングや学習に飽きないよう、ゲーム感覚で進められるアプリも独自開発。
スモールステップで英語学習が進められ、学習の進捗が一目でわかるので楽しみながら英単語や英語を取得できます。

タイピングだけでなく、動画を視聴しながら音読や話すレッスンも毎回おこなわれるため、英語4技能をバランスよく鍛えることができるのもアクティメソッドの特徴です。
定期的に講師の前で音読テストを実施するので、学習の取りこぼしがないのもアクティメソッドの魅力の1つでしょう。
\\ 2025年1月開校! //

アクティメソッドのレッスンを体験したいなら西熊本校へ!
小・中学生のわが子を英語好きにさせる英語塾「アクティメソッド」は2025年1月に熊本初上陸!
1月7日から早速、生徒達がアクティメソッドでタイピング×英語教育を実践しています。
キーボードを触ったことがないお子さんもご安心ください!
西熊本校に通うの生徒のほとんどは、キーボードに初めて触れるお子さんばかり。
レッスンと1日10分の自宅学習で、タイピングも英語もメキメキと上達しています!
アクティメソッド西熊本では、まだまだ新規生徒さんを募集中!まずは、お子様と体験教室へお越しください!
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