「小学生に英検は意味ない」と耳にすることがありますが、本当にそうでしょうか。
確かに、学習の負担や不合格による挫折感など、デメリットも存在します。
一方で、中学受験での優遇措置や、基礎力の可視化、学習へのモチベーションアップといったメリットも見逃せません。
また受験する級の選び方によっても結果は大きく変わります。
この記事では、小学生が英検を受ける意味と注意点を整理していきます。
小学生に英検は意味ないって本当?

小学校の英語教育は、英語に慣れ親しむことを目的としています。
そのため「小学生の英語検定は意味ない」と、世間では思われがちです。
しかしながら、本当に小学生に英検は必要ないのでしょうか?
「意味ない」と言われる理由
小学生に英語検定は意味がないと考えられる理由の一つは、検定で得られる級が社会的な価値として評価されるレベルと、小学生が現実的に取得できる級との間にギャップがあることです。
たとえば、英検準1級以上は進学や就職で評価されやすい級ですが、小学生が無理なく取得できるのは5級や4級など初歩的な級になります。
また英検合格がゴールになり詰め込み学習ばかりになることで、子どもが英語そのものを嫌いになったり、英語学習への興味を失ってしまうリスクも考えられます。
中学生以降で英語を本格的に学び始めた子と、最終的な習熟度に大きな差が出にくい場合もあり、小学生から培った経験が十分に生かされないケースも見受けられるのも事実です。
小学生のうちに無理に検定合格を目指すより、英語を聞いたり話したりする楽しさを優先し、無理なく成長に合わせて英語力を伸ばすことが重要とされています。
現役東大生は小学生時代に英検を受験していたのか
小学生の英検は「社会的な価値はあまりない」と思われがちですが、将来を見据えた受験という点ではどうでしょうか。

HUSTAR株式会社が運営する『スタディチェーン』が主体となって実施した東京大学の現役学生を対象にした調査によると、小学生時代に英検を取得していた割合は約76%にのぼることがわかりました。
そのうち、取得した級の割合は次の通りです。
- 英検5級 36%
- 英検4級 22%
- 英検3級 14%
- 英検準2級 5%
- 英検2級以上 3%
一方で、英検を取得していない東大生も24%存在しています。
東大生の多くは小学生のうちから英検に挑戦していたことが分かりますが、必ずしも全員が取得していたわけではないことがわかります。
このことから、英検の取得は東大生の進学や学力に直接的な必須条件とは言えません。
英検を受けること自体に大きな意味があるかどうかは子どもの個性や学習環境によって変わってくると考えられます。
小学生が英検を受けるメリット

これまでの話から将来の大学進学や就職を見据えて、小学生のうちから英検を受ける意味はないと言えます。
しかし小学生の子どもの個性や学習意欲によって、英検を受けるのには大きな意味があると言えるでしょう。
ここからは、小学生が英検を受けるメリットを詳しくご紹介します。
中学受験での優遇措置
中学受験で英検を取得していると、学校によっては英語の試験免除や得点優遇の対象となることがあります。
たとえば2024年度中学入試で英語を導入している首都圏142校のうち、英検で優遇・加点などが受けられる都内中学校は約20校。
一方で英検3級以上取得していないと、受験資格が得られない私立中学校もごく少数ですが存在します。
中学受験で英検による優遇・加点・受験資格を受けたいなら、少なくとも4級、できれば3級以上を取得しておくのがおすすめです。
加えて、英検2級など上位級を所持していると、特待生制度や奨学金の対象となる場合もあり、経済的な援助を受けられる可能性もあります。
「英語の基礎力」を見える化できる
英検はレベルごとに必要な単語数や文法が明確に設定されており、自分の現在の実力や成長度合いをはっきりと「見える化」できるのもメリットの1つです。
また面接試験では実際に英語を話す機会もあるため、教科書だけでは得られない実践的なコミュニケーション力も測定でき、苦手な部分を具体的に把握しやすくなります。
学習の成果を数値や合否という形で実感できるため、子どもにとっても保護者にとっても英語力の成長をしっかり確認できる指標として役立ちます。
学習モチベーションや自信につながる
英検は自分の英語力を級やスコアで具体的に示してくれるので、学習の目標がはっきりし、やる気につながります。
段階ごとに合格を重ねることで成長を実感でき、「できた!」という達成感が自信となり、次の学習への意欲も自然と高まっていきます
達成感を味わうことが自信につながり、英語への苦手意識も少なくなるでしょう。
これにより、英語学習が楽しくなり、自主的に取り組む習慣が身につきやすくなります。
結果として、将来の学習継続や受験への前向きな姿勢にもつながることが期待できます。
小学生が英検を受けるデメリットと注意点

小学生が英検を受けると、英語学習のモチベーション維持に繋がったり、中学受験の優遇を得られたりすることができます。
しかしながら、英検受験のみに注力してしまうと、次のようなデメリットがあるため注意が必要です。
無理な級を受けることで英語嫌いになる
英検は子どもの英語力に合った級を選んで受験することが大切です。
無理にレベルの高い級を受けると、合格できずに子どもが挫折感を味わい、英語嫌いになってしまう可能性があります。
基礎が固まっていないうちに高い級に挑戦すると、勉強へのモチベーションが下がりやすくなる傾向があるためです。
合格できなければ自信を失うだけでなく、英語学習全体に対する意欲も低下する恐れがあります。
落ちたときのメンタルケア
小学生の子どもの英語レベルに合った級を受験したからといって、必ずしも合格するとは限りません。
その日のコンディションやこれまでの学習方法によって、合否は分かれます。
英検に落ちてしまったときに責めてしまうと、子どもの英語嫌いに拍車がかかってしまいます。
まず子どもの気持ちに寄り添うことが大切です。
失敗を責めず、「次はできる」と励まして自信を回復させましょう。
不合格は次のステップへの一歩であり、焦らず繰り返し挑戦することで実力は着実に伸びます。
子どもがストレスを感じているときは英検の勉強をしばらく休んで、楽しい英語活動に切り替えたりするのも良い方法です。
小学生は英検何級から?目標級の決め方

将来の中学受験や子どもの英語学習のモチベーション維持に英検は大いに役立ちします。
しかし、無理な級を受けてしまうと英語への苦手意識が高まる可能性もあるため注意が必要です。
では、小学生は英検何級を目指していけばよいのでしょうか。
初めてなら5級・4級が安心
英検を初めて受ける小学生には、まず5級や4級から挑戦するのがおすすめです。
5級は中学初級レベルで、アルファベットや簡単な単語、基本的な文法が身についていれば、リーディングとリスニングに集中した形式で、無理なく合格を目指せます。
この成功体験によって「英語って得意かも」という自信が育ち、英語学習への興味を自然に引き出すきっかけになるでしょう。
4級は中学中級レベルでリスニングや読解が少し難しくなり、学習の幅を広げる段階といえます。
無理に高い級から始めると内容が難しく挫折しやすいため、段階的にステップアップすることで達成感を得やすく、自信をつけることができるでしょう。
中学受験を意識するなら3級が目安
中学受験を意識する小学生であれば、3級に挑戦するのがおすすめです。
3級は中学卒業レベルの英語力を問う試験であり、多くの私立中学校の入試で英検3級以上の取得が優遇条件となっています。
英語に力を入れている私立中学校であれば、英検3級取得が受験資格になっていることもあります。
3級に合格することで、英語の基礎力がしっかり身につき、リスニングや面接を含む4技能をバランスよく鍛えることが可能です。
中学受験の対策として英語を強化したい場合は、まず5級や4級で基礎固めをし、小学校卒業までに3級を目指す学習計画を立てるとよいでしょう。
段階的にステップを踏んで受験することにより、子どもは合格の成功体験を積みながら、自信を持って英語を学習することができます。
帰国子女やハイレベル層は準2級以上も挑戦可
帰国子女や英語の学習歴が長く、英語力の高い小学生であれば、レベルの高い準2級以上に挑戦してもよいでしょう。
海外生活や英会話スクールでの経験を活かし、早期から難易度の高い級に挑戦することで、英語力をより一層伸ばせます。
また中学受験では準2級以上の取得すると、入試で優遇されるのはもちろんのこと、特待生として入学金などが安くなることも。
さらに将来的な留学や大学受験にも役立つので、目標級として設定する小学生も増えています。
ただし、挑戦するときは試験形式や内容に慣れるための対策を十分におこない、子どもの無理のないペースで学習を進めていくことが大切です。
パパやママの熱量が高すぎると、不合格になったときのショックが大きくなり、子どもを責めてしまう可能性もあります。
パパやママはあくまでサポート役なので、一歩下がって見守るようにしましょう。
まとめ
小学生に英検は意味があるかどうかは悩ましいテーマですが、結論として「受けなくても大丈夫、けれど受けるとメリットが多い」というのが本記事の内容です。
なぜなら英検を受けると中学受験での優遇や、基礎力を「見える化」できる点、学習モチベーションの向上などは大きな利点があるためです。
一方で、無理な級を受けると英語嫌いになるリスクもあるため、子どもの成長に合わせた段階的な挑戦が必要になってきます。
そのため、パパやママのサポートもある程度必要になってくるでしょう。
忙しい親御さんは、子どもの英検受験のサポートが難しいかもしれません。
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