「小学校の英語の授業って、どこも同じだと思っていませんか?」
実は、地域や学校によって授業の進め方や内容にけっこう差があるんです。
この記事では、3〜4年生で始まる外国語活動や、5〜6年生で必修化された外国語科の学びの内容をわかりやすく整理。
さらに、英語を身につけるのに必要な時間と、今の授業時間では足りない理由を解説します。
さいたま市と熊本市の授業を比較しながら、自治体ごとの格差や背景もご紹介。
専科の先生不足や担任の先生が教えるときの課題など、小学生の子どもを持つパパやママが知っておきたいポイントをまとめましたのでぜひ最後までご覧ください。
小学校の英語教育は何を学ぶのか?

小学校の英語の授業は3年生から始まり、学年によって「外国語活動」と「外国語学科」に分かれています。それぞれの授業内容や学習内容は次の通りです。
外国語活動(小学3・4年生) | 外国語学科(小学5・6年生) | |
目標 | 英語に慣れ親しむ。英語を使ったコミュニケーションの基礎を養う | 英語4技能の基礎的なスキルを身につけ、実際のコミュニケーションに活用 |
授業内容 | ダンスや遊び、歌などを中心とした体験的活動 | 読む・書く学習が加わり、英文の書き方や英単語のスペルをマネするなどの知識的内容 |
授業時間 | 年間35時間(週1コマ) | 年間70時間(週2コマ) |
求められるスキル | 聞くこと・話すことが中心 | 英語4技能の基礎を学ぶ(書くこと・読むことの追加) |
評価方法 | 通知表による評価なし | 通知表による評価あり |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
小学3~4年生|外国語活動
小学3・4年生では、英語の「聞く」「話す」といったコミュニケーションに重点を置いた外国語活動が行われます。
外国語活動は、子どもたちが初めて英語に触れ、親しみを持つこと。そして今後の英語学習に対する興味や意欲を育てることが大きな目標です。
外国語活動では、算数や国語のような文部科学省による教科書は使用せず、成績もつきません。
ダンスや歌、クイズ、イラスト教材など、子どもたちが英語を楽しめる工夫を凝らした授業が行われます。
また授業では、担任の先生だけでなく英語専科教員や教育委員会から派遣されるALTが加わり、生徒と一緒に英語での挨拶や自己紹介などのコミュニケーション活動をおこなうこともあります。
授業時間は年間35時間、週1コマ程度です。
小学5~6年生|外国語学科
小学5・6年生の外国語学科では、英語4技能の「聞く」「話す」に加えて、「読む(リーディング)」や「書く(ライティング)」も学習の対象となります。
3・4年生で身につけた単語や表現を活用し、英文を読んで内容を推測したり、自分の思いを英語で書いて伝えたりすることが外国語学科の目標です。
この学年からは、文部科学省が作成した教科書を使った授業が実施され、国語や算数と同様に成績もつけられるようになります。
こうしたカリキュラムに対して、「受験のための英語教育に偏るのでは」と心配される保護者の方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。
文部科学省のガイドラインでは、小学生に英単語や文法を丸暗記させるような指導は推奨されていません。
あくまで、3・4年生で親しんだ英語をさらに読んだり書いたりしながら、実践的なコミュニケーション力を育てることが重視されています。
また、国語や算数のように定期的なテストで習熟度を測る小学校は少なく、多くの場合、授業への参加態度や活動への積極性が評価の対象となっている点にも注目です。
5・6年生の英語の授業は週に2回程度行われ、年間で70時間が確保されています。
英語習得に必要な時間と現状の不足

小学校の英語の授業だけでは、英語を十分に身につけるための学習時間が大きく不足しています。
同志社大学の板垣俊史教授が発表した論文「How Long Does It Take for Japanese Speakers to Learn English?」によれば、日本人が英語を習得するためには約2,500時間の学習が必要だとされているためです。
従来の英語教育では、高校卒業までに確保されている英語学習の時間はおよそ1,200時間にとどまっており、必要とされる学習時間には遠く及びませんでした。
2020年より小学3年生から英語教育が必修となり、外国語活動が年間35時間、さらに外国語の授業が年間70時間追加されましたが、これらをすべて合計しても学習時間は1,410時間にしかなりません。
つまり、英語を十分に習得するために必要な時間の半分程度しか確保できていないのが現状です。
そのため、お子さんが高校卒業までに実用的な英語力を身につけるには、学校での授業だけでは学習時間が足りず、家庭での自主学習や英語塾などで補うことが重要だと言えるでしょう。
地域や学校による授業の質の差

小学校の英語の授業は、住んでいる地域や通っている学校の教育の熱量によって質が大きく異なります。
ここからは、文部科学省が実施した「令和5年度英語教育実施状況調査」の結果を照らし合わせながら、詳しく見ていきましょぅ。
さいたま市の事例
文部科学省が実施した「令和5年度英語教育実施状況調査」、全国の公立中学3年生でCERF A1(英検3級以上)の英語力を持つ生徒の割合は50%。

英語必須化前の平成25年の調査結果と比べると2倍以上に伸びています。
しかしながら、都道府県・指定都市別に中学校3年生の英語力を比較してみると、自治体間で大きな差がみられます。

中でも注目すべきは、さいたま市です。中学校3年生でCERF A1(英検三級以上)の英語を持つ生徒の割合が平均で88.4%という全国トップクラスの結果を出しています。
さいたま市では、独自の英語教育「グローバル・スタディ」を実施。
小学校1年生~中学校3年生まで9年間を一貫したカリキュラムで生徒たちに英語4技能をバランスよく学ばせています。
指導体制も徹底しており、全ての授業において複数の教員による指導を実施しているとのこと。
- 1年生~4年生 担任教師 + 外国語指導助手(ALT)
- 5年生~6年生 担任教師 + グローバル・スタディ科非常勤講師(+ALT)
※又は、グローバル・スタディ科専科教員(+ALT)

また、他市よりも英語の授業時数を多めにとっています。
熊本市との比較
さいたま市では手厚いカリキュラムと指導体制により高い成果を上げていますが、熊本市の結果は全国平均に近く、さいたま市との差は30%以上あります。
熊本市 | さいたま市 | |
CERF A1以上の割合(中3) | 56.1% | 88.4% |
英語教育カリキュラム | 学校ごとに差 | グローバル・スタディで統一 |
教員体制 | 担任主体、ALT一部配置 | 担任+専科教員+ALT |
熊本市では、さいたま市のような独自の英語教育が実施されておらず、カリキュラムは各学校に任せられています。
自治体格差の背景
このような結果の差は、各自治体の英語教育にかける熱量やカリキュラムの充実度、教員配置の違いによるものです。
全国の学校がさいたま市のように英語教育に力を入れられれば理想ですが、現状では地域間格差は依然として大きく、学校の授業だけでは十分な英語力を育むことが難しい場合があります。
そのため、授業の質が不十分な地域では、家庭学習や外部の教育サービスでの補強が重要となります。
英語専科の先生が足りない

2020年から小学校の英語が必須化され、学習指導要領の改訂により求められる英語レベルが上がり、授業内容も高度化しました。
しかし、英語を専門に教える「専科指導教員」は全国的に不足しています。

文部科学省主体となって実施した「令和5年度英語教育実施状況調査」によると、英語教育の担当教員数は全国で163,475人。
そのうち専科教師は37,419人と全体のわずか22.9%にとどまります。
つまり、多くの小学校では学級担任が英語の授業を担当しているのが現状です。
担任主体授業の課題
外国語活動(小学3・4年生)では、ダンスや挨拶、歌などを通して英語に慣れ親しむ内容が中心のため、学級担任の英語力はそれほど重視されない場合もあります。
しかし、担任の発音や表現が正しくなかったり、英語を使う機会が少なかったりすると、子どもが実践的な英語力を身につける機会が限られてしまうでしょう。
また、英語指導への意欲や経験が不足している担任にあたると、授業が形式的になり、子どもの興味を引くことが難しくなる可能性があります。
高学年で求められる指導力とのギャップ
小学5・6年の外国語学科では英文を書き写す、英単語を読むなどの授業が実施されるため学級担任の英語力が問われる場面が増えてきます。
ここでは正確な発音、文法知識、語彙指導など、担任にも高い英語力が求められます。
しかし、英語指導に十分な経験がない担任では、子どもが授業についていけず、英語を難しい・つまらないと感じてしまうリスクがあります。
一度英語嫌いになってしまうと、中学校での英語学習のハードルがさらに高くなり、学習意欲低下にもつながりかねません。
子どもの英語に不安があるならアクティメソッドにお任せ
さいたま市のように英語教育に力を入れている自治体や学校で学べれば、学校の授業だけで事足りるかもしれません。
しかし、実際は自治体間で英語教育には格差があり、残念ながら熊本市は全国平均は超えているものの、英語教育が十分であるとは言えない状況です。
また小学校の英語が必須化になり、英語教育にかける時間が増えたものの、学校の授業だけでは英語習得に必要な時間をカバーするのには足りません。
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小学生のうちにCERF A1(英検三級以上)のレベルまで達することができれば、中学英語も難なくスタートすることができるでしょう。
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