小学生のタイピング練習は低学年から始めよう!早期学習のメリットや教え方のポイントを紹介

小学生のタイピング練習は低学年から始めよう!早期学習のメリットや教え方のポイントを紹介 学習方法

「タイピングはいつから始めたらいい?」

小学校でタブレットだけでなくキーボードを使った授業が始まることから、このような疑問をお持ちのパパやママもいるかもしれません。

タイピング練習はいつから始めても問題ありませんが、早く始めるとさまざまなメリットがあります。

この記事では、小学生のタイピング学習のタイミングや早期学習のメリット、教え方のポイントをご紹介します。

小学校のタイピング練習はいつから始まるの?

小学校のタイピング練習は、「〇年生から始める!」という決まりはありません。

ただ、多くの小学校ではタイピングを3年生~4年生の間に始めるのが一般的です。

タイピングはローマ字入力で行うのが基本なので、教育現場では「ローマ字を学習する小学3年生以降に学習するのがよい」と考えられています。

小学生・中学生が習得すべきタイピングスピードの目安

文部科学省が公開している『「教育の情報化に関する手引」検討案』には、小・中学生が習得すべきタイピングスピードの目安を次のように定めています。

・小学生…10分間に100文字~200文字程度の文字を入力できる
・中学生…10分間に300文字程度の文章が正確に入力・編集できる

また小学生の文字入力に関しては「小学3年生からローマ字による正しい指使いでタイピングの指導を実施する」と明記されています。

小学生・中学生のタイピングスピードの現状

2023年に株式会社教育ネットが、全国11,744人の児童を対象に実施した【第一回タイピングスキル調査】の結果は次の通りです。

引用:『第1回全国統一タイピングスキル調査』- 株式会社教育ネット


1分間あたりの正しい日本語の入力文字数は小学校6年生で1分あたり51文字。中学生は全学年で40文字以上となっています。

文部科学省が提示している小学生のタイピングスピードの目安は、10分間で100~200文字なので、多くの生徒が基準をクリアしていると言えるでしょう。

引用:『第1回全国統一タイピングスキル調査』- 株式会社教育ネット

小学校5年生の入力速度分布を見てみると、1分間に150文字以上入力できる猛者が1.1%いる一方で、1分間に20文字未満の生徒も4.2%います。

このことから、タイピングの入力速度には個人差があり、タイピングに苦手意識を持つ生徒は、情報教育に後れを取ってしまう可能性があります。

小学生のタイピング練習は低学年から始めてもよい

「小学3年生を待たずにタイピング練習をさせてもよいのかしら」

小学校でタイピング練習の授業が組み込まれていることから、このように考えるパパやママもいるかもしれません。

結論から言いますと小学3年生を待たず、タイピング練習を低学年から始めても問題ありません。

タイピングは箸の持ち方や自転車の乗り方と同じで、正しい指使いを覚えれば短期間でタイピングが上達するためです。

また子どもは言語発達能力が高いため、低学年からキーボードでアルファベットやローマ字に慣れさせて、キーの位置からローマ字を習わせるのも1つの方法です。

小学校低学年でタイピングを練習するメリット

小学校低学年からタイピングを練習するメリットを3つご紹介します。

・パソコンへの抵抗感がなくなる
・パソコンの操作が上手になる
・集中力が身につく

それぞれ詳しく見ていきましょう。

パソコンへの抵抗感がなくなる

小学校低学年からタイピングを練習すると、パソコンへの抵抗感がなくなります。

タイピングができるようになると、パソコンでできることが増えるため、パソコンに対する興味や関心を抱きやすくなるためです。

例えば、タイピングで文字入力速度が上がると、調べものや小学校の宿題などがスムーズにできるようになります。

小学校高学年になると、ワードやグーグルドキュメント、パワーポイントなどを使って授業をする機会が増えます。

タイピングは一度、身につけてしまえば自転車の練習と同じく一生忘れません。

小学校低学年からタイピングを練習しておくと、課題をクリアする時間が短くなり、余裕を持って学習を進められるでしょう。

パソコンの操作が上手になる

小学校低学年からタイピング練習をすると、パソコンの操作が上手になります。

タイピングを習得できると、パソコンを使った作業に余裕が出るため、パソコンの操作に自信がつくためです。

文字入力だけでなく、ファイルの保存や削除、印刷や文字装飾などさまざまな操作にも興味を持つようになり、パソコンの操作が上達していくことが期待できます。

集中力が身につく

小学校低学年からタイピングを練習しておくと、集中力が身につきます。

タイピング練習には、正確さと速さが求められるため、集中力が必要になるためです。

時間制限を設けたタイピング練習では、決められた時間内でのタイピングスピードと正確さが求められます。

このような練習を毎日継続していくと、集中力が自然と身につくでしょう。

タイピングの練習時間を徐々に長くしていくことで、集中力を持続させる力も身につけられます。

小学校低学年にタイピングを教えるときのポイント

タイピング練習は、小学校低学年から始めても問題ありませんが、教え方を間違えてしまうとかえってタイピングが苦手になったり、変なクセがついてしまったりする可能性があります。

ここからは、小学校低学年にタイピングを教えるときのポイントをご紹介します。

正しい姿勢・指使いを学ばせる

小学校低学年にタイピングを教えるときは、正しい姿勢・指使いを学ばせましょう。

指の位置でタイピングをしてしまうとクセがついてしまい、人差し指のみでタイピングをしてしまうようなケースがあるためです。

そうするとクセを直すのにも時間がかかり、タイピングの習得に時間がかかったり、作業効率が悪くなったりしてしまいます。

その結果、小学校低学年の早いうちからタイピング練習を始めたのに子どもがパソコンに対して苦手意識を持ってしまうかもしれません。

またタイピングに集中すると姿勢が前のめりになりがちです。

前のめりになると肩や首の筋肉が緊張し、肩こりや猫背、首のこりの原因となります。

背筋を伸ばした正しい姿勢でパソコンを扱えるよう、教えることも大事です。

楽しく続けられる教材や教室を選ぶ

小学校低学年からタイピング練習を始めるならば、楽しく続けられる教材や教室を選びましょう。

子どもは好奇心旺盛がゆえに、飽きっぽく継続させるのが難しいためです。

タイピング練習は、机に座って淡々と文字入力をする作業なため、代わり映えしない行動とも言えます。

子どもが「楽しい!」と思えるような教材でないと、すぐに飽きてしまうでしょう。

また親御さんの熱が入りすぎてしまうと、子どもは練習をさせられている感覚になってしまい、反発してしまいます。

親ができるだけ干渉せず、子どもが楽しくタイピング練習ができる教材や教室を選ぶとよいでしょう。

短時間で終わらせる

小学生の集中力は低学年で15分程度、高学年でも30分程度と言われています。

「タイピングを早く習得させたい」からと言って長時間させてしまうと、ミスが目立ってしまいがちです。

むしろ、子どもが苦痛を感じてタイピングやパソコンに対して苦手意識を持ってしまうかもしれません。

タイピングは短時間でも毎日継続することで身につきます。

タイピング練習は、1日5~10分程度に留め、毎日継続することを目指しましょう。

キーの位置から英単語のスペルを習得できる!?アクティメソッドの学習方法

アクティメソッドでは、タイピング×英語の画期的な学習方法を取り入れている英語学習塾です。

アクティメソッドは、アルファベット習得前の年長から小学校1~2年生の生徒さんも多く通っています。

タイピング学習と英語を組み合わせた学習をするとどうなるのか、興味深い事例がありますので、まずこちらの動画をご覧ください。

こちらは、英単語の書き取りドリルをしている様子です。

英単語の書き取りをする前にエアキーボードを行い、英単語のスペルを確認しています。

頭の中でキーの位置とタイピング練習したときの様子を思い出しながら問題を解いているのです。

パパやママの中でそろばんを習っていた方は、キーボードをそろばんに置き換えてみてください。

計算問題を解くときに頭の中でそろばんを思う浮かべ、弾いて答えを導き出した記憶はありませんでしたか?

それと同じことを「計算問題×そろばん」ではなく「英単語×キーボード(タイピング)」で実施しています。

まとめ

小学生のタイピング練習は、低学年から始めるのがおすすめです。

早期にタイピングを習得することで、パソコン操作がスムーズになり集中力も身につきます。

一方で、タイピングの練習方法を誤ってしまうと練習に飽きて継続できなかったり、間違った指使いで作業効率が落ちてしまったりすることも。

また子どもは飽きっぽいため、楽しくタイピング練習をさせる工夫も必要です。

アクティメソッドはタイピングと英語を組み合わせた画期的な学習方法です。

ゲーム感覚でタイピングと英単語を習得できるため、子どもが飽きずに楽しく学習することができます。

タイピングだけでなく、英語も学習できるのはアクティメソッドだけ!

子どものタイピング習得と英語教育にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

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