小学3年生から英語教育が始まることから、「自宅でも英語教育を取り入れたほうがよいのではないか」と考えるパパやママは少なくないと思います。
しかしながら、いざ英語教材を準備しようとしても何を選んだら良いのかわからないという人もいるでしょう。
そこで今回は小学生の英語教材の選び方や自宅で英語教材で学習するメリット・デメリットをご紹介します。
小学生の英語教材の選び方
小学校3年生から英語が必須科目になることから、「小学校低学年のうちから英語学習をさせたい!」と思うパパやママも多いかもしれません。
しかし、中学校から「受験のための英語」しか学んでこなかったパパ・ママ世代にとって、小学生の英語学習はまさに未知の世界。
英語教材が必要であることはわかっているものの、何を選べばよいのかわからない人が大半でしょう。
ここからは、小学生の英語教材の選び方をご紹介します。
学年や英語レベルに合わせて選ぶ
小学生の英語教材を選ぶときは、学年や英語レベルに合わせて選ぶようにしましょう。
低学年から英語学習をさせるときに、レベルの高すぎる教材を選択してしまうと、英語学習に対する自信がなくなってしまう可能性があるためです。
子どもの英語レベルは大きく分けて次の3つに分けられます。
・初級:英語に慣れ親しむ
・中級:英語の4技能のスキルを向上させる
・上級:学習した英語をアウトプットする
それぞれ詳しく見ていきましょう。
初級
初級レベルは、初めて触れる英語に興味を持ち学習する段階です。
文部科学省の小学校指導要綱に照らし合わせると、小学3・4年生の「外国語活動」に該当します。
小学校の外国語活動では、まずローマ字・アルファベットを学習するため、それらを楽しく覚えられる教材を選択しましょう。
また日本語と発音が異なる英語に耳を慣らすことも大事なので、リスニング教材がついているものを選ぶのもおすすめです。
中級
中級レベルでは、英語の4技能「読む・書く・聞く・話す」のスキルを習得するために学習する段階です。
文部科学省の指導要綱に照らし合わせると、小学5・6年生の「外国語教科」に該当するでしょう。
初級レベルでは、英語を「聞く」「話す」のスキル習得が中心となっていましたが、中級では「読む」「書く」スキルの習得も加わります。
そして、英文を読んだり英単語を書いたりするには、できるだけ多くの英単語や表現をインプットしなければなりません。
覚えることが増えるため英語に対する「苦手意識」が出てくる恐れがあります。
英語に対する苦手意識を軽減させるためにも、子どもが興味を持ってくれそうな楽しい教材を選ぶようにしましょう。
また視覚的に学習成果が分かるような工夫も大事です。
例えば、1ページ終わるごとに子どもの好きなシールを貼り付けるようにしたり、学習し終えたテキストはとっておき、定期的に見直したりするとよいでしょう。
そして、子どもが英単語を覚えたり英文を読めたりするごとにパパやママがたくさん褒めてあげるようにしましょう。
上級
中級レベルで習得した英語の4技能「読む・書く・聞く・話す」のスキルを活用する段階です。
英語の4技能を使って自分の気持ちを会話で表現したり、英文に書き起こしたりするアウトプットが中心の学習内容になります。
学年で言うと小学校高学年~中学生に該当します。
文部科学省が提示している小学校の指導要綱ではここまでのレベルは求めていません。
よって、小学生向けの英語教材は初級~中級レベルまでを対象としているものが大半です。
ただ英語の習得スキルが高い子に対しては、上級レベルに合わせた教材を選んでもよいでしょう。
楽しんで学べる教材を選ぶ
小学生の英語教材を選ぶときには、楽しく学べる教材を選ぶようにしましょう。
英語を習得するには、膨大な学習時間が必要であり、子どもが飽きずに続けられることが何よりも大事なためです。
FSI(Foreign Service Institute)によると、アメリカ人が日本語を習得するためには、約2,200時間の授業を割り当てる必要があると言われています。
FSI(Foreign Service Institute)とは、アメリカの国務省に所属する語学研修機関で、米国の外交官に外国語を教えるための機関のことです。
なぜなら日本語は最も学習が難しい言語として分類されているためです。
つまり、日本人が英語を取得するにも同じくらいの学習時間が必要であると考えられます。
しかしながら小学校から高校卒業までに英語を学ぶ時間はわずか1,410時間しかありません。
そのため、子どもに英語を習得させたいのであれば、学校外の英語学習が非常に重要となります。
このことから、子どもが楽しく英語を学べる教材をパパやママが選ぶことは、子どもの将来の英語習得にとって非常に重要なことなのです。
リスニング力アップのため音声付きのものを選ぶ
小学生の英語教材を選ぶときには、リスニング力アップのために音声付きの教材を選ぶようにしましょう。
英語4技能の「聞く」力を早期から鍛えることで、他の読む・書く・話すスキルも伸ばすことができるためです。
また英語特有の発音やリズムも身につけやすくなります。
とくに英語に慣れていない低学年の小学生に対しては、英語の歌が入っている教材がおすすめです。
日本の馴染みの歌を英語で聞くことで、意味が捉えやすく、英語を楽しみながら聞いたり声に出したりすることができます。
小学生の英語教材の種類
小学生の英語教材は、さまざまなものが用意されていますが、大きく次の3種類に分けられます。
タブレット教材
英語教材の種類の1つにタブレット教材があります。
近年、小学校の授業でもタブレットを用いた学習が行われていますが、パパやママの中には「遊び感覚のタブレットで英語が身につくの?」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、ゲーム感覚で取り組めるタブレットだからこそ英語学習のハードルを下げるのに役立ちます。
また、タブレット教材は映像や音声を活用した学びを提供できるため、英語の4技能の「聞く」「読む」スキルの向上も期待できるでしょう。
タブレット教材の中には、AIを搭載したものも出ており、子どもの学習状況や習熟度に合わせた学習内容を提供できるものもあります。
一方で、タブレット教材を選ぶと端末の購入や初期費用が発生するため、費用がかかるデメリットがあります。
短期間で途中解約すると別途費用がかかることもあるので、申し込みの際は契約内容を確認しましょう。
テキスト教材
英語教材の種類の1つにテキスト教材があります。
「小学校の授業やテストと同じ環境で学習させたい」場合にはテキスト教材がおすすめです。
またテキスト教材はタブレット教材や動画・アプリ教材と比較するとコスパがよく、購入すればすぐ始められるのもメリットの1つです。
しかしながら、他の教材と比べると「楽しく学ぶ」要素が少なく、子どもによっては教材に興味を示さないこともあります。
テキスト教材の中には、アプリやオンライン学習ページなど、デジタルコンテンツがセットとなっているものもあるため、「子どもが飽きないか不安だ」という方はぜひチェックしてみてください。
動画・アプリ教材
英語教材の種類の1つに動画・アプリ教材があります。
「手軽に英語を学びたい」「お試しで英語学習をしてみたい」ならば、動画・アプリ教材がおすすめです。
タブレット教材のように専用の端末は不要で、使い慣れているスマートフォンやパソコンで手軽に学習できるためです。
動画やアプリは無料で視聴・ダウンロードできることもあるため、コスパも高いのもメリットの1つでしょう。
しかしながら、英検や受験などを目的にしていたり、学校の英語学習の補填のを目的にしている場合はアプリ・動画の教材だけでは不十分である可能性があります。
とくに英語4技能のうちの「書く」ことが実践できません。
英語を書くスキルを身につけたいのであれば、テキストと併用して学習してみるのも1つの方法です。
小学生に英語教材を選ぶメリット
小学生に英語教材を選び、自宅で学習するには次のようなメリットがあります。
英語の4技能のスキル向上が期待できる
小学生に英語教材を選ぶメリットの1つに4技能のスキル向上が期待できることが挙げられます。
小学校の英語の授業では3年生~4年生は「聞く」「話す」を中心とした授業。5年生~6年生は「聞く」「話す」に加えて「読む」「書く」学習をしていきます。
小学校の英語学習だけでも英語の4技能を総合的に学ぶことができますが、スキルの習得にはそれぞれ個人差があります。
また学校では4技能の習熟度に差があっても個別にサポートするのが難しいのが現状です。
そのため4技能のスキルに凹凸がある状態で中学校・高校へと進学してしまう可能性があります。
英語授業に限りませんが、何事も基礎が肝心です。英語教材は、英語の4技能の習熟度をバランスよく補填する効果があるため、子どもがしっかりと取り組むことができれば安心して中学・高校に進むことができるでしょう。
リーズナブルな価格で英語学習に取り組める
小学生に英語教材を選ぶメリットの1つにリーズナブルな価格で学習に取り組めることが挙げられます。
英語塾は、すべて先生にお任せできますが、その分費用が高額です。
英語教材は、テキスト教材であれば一度購入すれば以降、費用がかかりません。
タブレット教材であっても、英語塾ほどの費用はかからないでしょう。
また英語塾だと、学習開始までに申し込みなどの事務手続きが必要になりますが、英語教材のテキスト教材を選んだ場合、購入してすぐ始められます。
子どもの興味や学習意欲は長続きしないため、思い立ったらすぐに始められるのも英語教材のメリットといえるでしょう。
子どものペースに合わせた学習ができる
小学生に英語教材を選ぶメリットの1つに、子どものペースに合わせて学習できることが挙げられます。
英語塾の場合、決められた曜日・時間に教室に通学して学習する必要があります。しかし、英語教材は家で学習することが可能です。
家庭環境によっては下の子が未就学児で通学の送り迎えが困難だったり、パパやママが仕事で忙しく、塾の時間に子どもの送り迎えができなかったりすることもあるでしょう。
英語教材であれば基本的に自宅学習なので、子どもの送り迎えの問題が解消できます。
しかしながら、学習時間をきちんと決めないと子どもが英語学習を継続できないため、子どもにより注意を向ける必要があります。
小学生に英語教材を選ぶデメリット
小学生に英語教材を選ぶと、塾に通うよりもリーズナブルな価格で英語学習ができたり、場所や時間を選ばずに学習できたりするメリットがあります。
一方で英語教材を使った英語学習にもデメリットがあります。
子どもに適した英語教材を選ぶのが難しい
小学生に英語教材を選ぶデメリットの1つに子どもに適した英語教材を選ぶのが難しいことが挙げられます。
私たちパパやママ世代は、中学校から受験用の英語を強制的に学ばされました。そのため、小学生のための英語教材にはどのようなものがあるのか知りません。
パパやママ世代の目線で英語教材を選んでしまうと、「勉強」色が色濃くでた教材を選んでしまい、子どもの英語への興味が削がれてしまう可能性があります。
また小学生用に適した英語教材を選べたとしても、選んだ教材が必ずしも子どものレベルに合ったものとは限りません。
素人のパパやママが小学生の我が子に適した英語教材を選ぶのは、至難の業とも言えるでしょう。
英語学習が継続しにくい
小学生に英語教材を選ぶデメリットの1つに英語学習が継続しにくいことが挙げられます。
子どもに限らず、人はきつくて苦しいことよりもラクで楽しいことに流されやすい生き物です。
そのため英語教材を使って英語学習に取り組む場合は、パパやママがしっかりとサポートすることが大事です。
ただ、サポートといってもパパやママが我が子の学習に熱くなりすぎてしまうと、子どもは英語学習に苦手意識を持ってしまう恐れがあります。
パパやママがサポートするのは、あくまでも子どもが楽しく自ら英語学習をするよう促すこと。簡単なようで難しいことです。
またパパやママによっては、英語教材を選んでも子どもにつきっきりで教えられないこともあるでしょう。
「自主的に英語を学ぼう!」とする小学生は稀なので、パパやママがサポートしないと、子どもの英語学習は継続しづらく辞めてしまいます。
学習による成果がわかりにくい
小学生に英語教材を選ぶデメリットの1つに学習による成果がわかりにくいことが挙げられます。
子どもに限らず、大人も言語習得には膨大な時間がかかります。
パパやママならわかるかと思いますが、我が子が生まれてからはっきりとはっきりと話し始めるには、約2年ほどかかります。
我が子が話し始めるその日まで、パパやママは来る日も来る日も我が子にたくさん話しかけたのではないでしょうか。
英語学習も同じです。我が子が英語を理解するまで、根気強く付き合っていく必要があります。
ただ、我が子と一緒に英語学習したとしても、勉強の成果がわかりにくいと子どもは達成感を味わえず苦しい時間となってしまう可能性があります。
子どもに英語教材を選ぶときには、小さな達成感を得られるような工夫をパパやママが考えていく必要があるでしょう。
週1回の通学と1日10分の自宅学習で英語スキルを伸ばすアクティメソッド
パパやママが我が子に最適な英語教材を選んで、英語学習を自宅で進めたとしても、英語の習得には限界があります。
英語の4技能を我が子のレベルに合わせてバランスよく習得するには、プロの指導が必要になるためです。
またどんなに楽しい英語教材でも、「勉強」となると飽きてしまう子どもも少なくありません。
子どものレベルに合わせた英語学習を進めていきたいのであれば、アクティメソッドがおすすめです。
アクティメソッドは、タイピングと英語教育を組み合わせた画期的な学習方法を取り入れている英語塾です。
授業は週に1回。英語4技能の「書く」「読む」スキルを養うタイピングの学習が30分、「読む」「話す」スキルを養う音読学習が30分、合計1時間のカリキュラムです。
そのため、英語の4つの技能をバランスよく学習できます。
学習の進捗を逐一記録しているため、子どものレベルに合わせた学習内容を提供します。
複数人で授業を受けますが、それぞれ学習内容が異なるため、子どもの英語学習の取りこぼしがないのも嬉しいポイントです。
さらにタイピングで英単語を打つ学習では、専用のアプリを用いてレベルごとにタイピング練習を実施します。
スモールステップでレベルが上がっていくため、達成感を得られやすくまたゲーム感覚で進められるので子どもが飽きずに英語学習を進められます。
\\ 2025年1月開校! //
まとめ
小学校から英語の早期教育が始まりましたが、小学校から高等学校までの英語の授業時間を足しても、言語習得に必要な2,200時間には到底足りません。
我が子に英語を習得させたいのであれば、学校とは別に英語を学べる環境を用意する必要があります。
英語教材を子どもに与えて、自宅で英語学習をすすめていくのも1つの方法ですが、素人のパパやママのサポートでは限界があります。
子どもに楽しく英語を習得させたいならば、アクティメソッドがおすすめです。
アクティメソッドはタイピングと英語を組み合わせた画期的な学習方法を取り入れている英語塾で、都内や関東圏内で注目されています。
子どもの英語教育にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
2025年1月からアクティメソッド西熊本が開校します!
アクティメソッドの熊本進出は西熊本校が初めて。12月・1月も引き続き無料体験会を実施します。
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