英検4級は小学生にはレベルが高い?試験内容やおすすめの勉強法を紹介

英検4級は小学生にはレベルが高い?試験内容やおすすめの勉強法を紹介 学習方法

英検4級と聞くと、「うちの子にはまだ早いのでは?」と不安になりますよね。

一方で、「高学年のうちにチャレンジさせておいたほうがいいのかな」「中学受験や中学英語の準備になる?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

英検4級は、きちんと準備すれば小学生でも十分に合格を目指せる試験ですが、内容やレベルをよく知らずに受けると「思ったより難しい…」と親子で戸惑ってしまうこともあります。

この記事では、英検4級のレベル感や試験内容、小学生に合った勉強法をわかりやすく解説していきます。

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英検4級は小学生にはレベルが高い?

英検4級のレベルは「中学2年生修了程度」とされていて、文法や単語の範囲は、小学生にとっては少しステップアップした内容になります。

とはいえ、「とても難しくて無理」という試験ではありません。

出題されるテーマは「家族」「学校」「友だち」「趣味」など、子どもたちにとって身近なものが中心で、単語・文法・長文読解をきちんと積み重ねていけば、十分に合格を目指せるように作られています。

ただし、文法では、過去形や未来形、助動詞、比較級・最上級、to不定詞や動名詞など、小学校の授業ではまだ扱わない内容が多く出てきます。

また、少し抽象的な単語も増えるため、5級までと同じ感覚で、あまり準備をせずに受けてしまうと、「思ったより難しい」と感じてしまうこともあるかもしれません。

高学年で、毎日10~15分の習慣が作れるなら十分狙えます。

計画的に学習を進めることで、十分に合格を目指せるレベルといえるでしょう。

英検4級の受験で習得すべき単語数

英検4級の受験で習得すべき単語数は、およそ800~1,300語です。中学1~2年生レベルの日常的な単語が中心になります。

ただし、すべての単語を覚える必要はありません。

英検協会は「何語必要」といった具体的な数字は公表していませんし、公式に示されている「身近な出来事や基本的な表現を理解できる力」という目標から見ても、英単語を全て暗記する必要はないと読み取れるためです。

学校・家庭・趣味・天気など、よく出るテーマの単語を中心に押さえていくとよいでしょう。

英検4級は中学受験で優遇される?

英検4級そのものを合格条件にしている中学校は、実はそれほど多くはありません。

首都圏を中心に、英検の取得級に応じて「加点」「みなし得点」「英語試験免除」といった優遇措置を設ける中学校は年々増えてきています。

中には、4級から点数として評価してくれる学校もあります。

とはいえ、実際に優遇の対象になりやすいのは3級以上で、首都圏模試センターのデータを見ても、出願資格や加点条件を「3級以上」としている学校が多いのが現状です。

中学受験でしっかりとした優遇を狙うのであれば、最終的な目標は3級~準2級に置きつつ、そのステップのひとつとして英検4級合格を目指していく、という考え方をするとよいでしょう。

英検4級の試験内容

英検4級の試験は、英検5級と同じく「リーディング」と「リスニング」の2つのパートで構成されています。

ただし、試験時間や問題数は増え、内容も5級より一段階レベルアップしているため、過去問題をチェックして、形式に慣れておくと安心です。

試験内容試験時間詳細
リーディング35分・短文の空所補充(15問)
・会話文の空所補充(5問)
・語句の並べ替え(5問)
・長文読解(掲示・Eメールなど10問)
リスニング約30分・会話の応答選択(10問)
・会話内容選択(10問)
・短文内容選択(10問)

リーディングでは、短文や会話文の空所補充、語句の並べ替えに加え、掲示やEメールなどの少し長めの文章を読んで内容を理解する問題が出ます。

リスニングでは、イラスト付きの会話や、親子・友だち・店員とのやりとり、短いお話を聞いて質問に答える問題が出題されます。

テーマは「学校・家族・部活動・買い物」など身近な場面が中心で、マークシート形式のため、小学生でも取り組みやすい内容です。

また、希望者はスピーキングテストも受けられます。なお、英検4級のスピーキングテストは英検5級と同じく合否に影響せず、スピーキングテスト単体で合否判定されます。

過去のリーディングテストを見てみよう

英検4級のリーディング問題は全35問。次の流れで出題されます。

セッション内容ポイント
短文の語句空所補充文脈に合う適切な語句を補う(15問)短文・会話文で基本語彙・文法を確認。
会話文の文空所補充会話文の空所に適切な文や語句を補う(5問)日常会話の流れを理解。
日本文付き短文の語句整序日本文を読み、その意味に合うように語句を並べ替える(5問)文構造理解をテスト。
長文の内容一致選択長文の内容に関する質問に答える(10問)掲示・Eメール・説明文読解。

ここからは、それぞれの過去問題を詳しく見ていきましょう。

短文の語句空所補充

英検4級の短文の語句空所補充は、リーディングパートの最初の大問で、全部で15問出題されます。

短い英文や会話文の空所に、4つの選択肢の中から適切な単語や熟語、文法を選んで入れる形式です。

レベルとしては中学中級程度の語彙力が求められ、出題の内訳はおおよそ単語が12問、文法が3問ほどです。

ひっかけ問題はそれほど多くなく、文の意味がきちんと分かっていれば、落ち着いて正解を選べる内容になっています。

2025年第2回の英検4級の過去問題をみてみましょう。

《単語》
4級の過去問・試験内容 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

まず1~4の単語の意味は次の通りです。

  1. 鉛筆
  2. シャツ
  3. チケット

ここでは()の前に電車。()の後に大阪と続き、Bが「いいえ、テーブルの上です」と応えているので、文脈から「4 ticket(切符)」が答えになります。

《熟語》
4級の過去問・試験内容 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

Aが「 Bye, Mom. Dan and I are going to a party.(じゃあね、ママ。ダンとぼくはパーティーに行ってくるね。)」と声かけをしているのに応えて、ママは以下のように応えています。

「OK, have a good (   ).」

出かける人に声をかけるときのあいさつの表現の1つに「have a good time =「たのしんでね」「よい時間をすごしてね」があるので、ここの答えは「3 time」になります。

会話文の文空所補充

英検4級の大問2は会話文の問題が出てきます。会話のやり取りから適切な回答文を選択する問題です。

4級の過去問・試験内容 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

ここでは、Boy…恐らく息子でしょう。息子がお母さんに「Son: I’m going to make some rice balls for the picnic. (ピクニックのためにおにぎりを作るよ。)」と言っています。

それに対して、お母さんが「about five or six.(だいたい5こか6こくらいね)」と応えています。

1~4の日本語訳は次の通りです。

  1. How many should I make?(何個つくればいい?)
  2. What did you make?(何を作ったの?)
  3. Do you like them?(あなたはこれらが好きなの?)
  4. Are you good at cooking?(あなたは料理が得意なの?)

会話の流れから1が答えになりますね。

日本文付き短文の語句整序

英検5級でも多くの受験者が苦戦した並び替え。4級でも出題されます。

日本文の意味が通るように単語を並び替えて、2番目と4番目に来るものの適切な組み合わせを選択します。

4級の過去問・試験内容 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

この日本語を英語に直すと次のようになります。

My grandfather-④ took -① a plane -② for -⑤the first time last year.

2番目に来る語句は「④took」。4番目に来る単語が「②for」なので、正しい組み合わせは④-②
になります。

長文の内容一致選択

この大問は英検5級にはなかった新しい問題です。

長文を読んで、後の質問に対して最も適切な答えを選ぶ問題となります。

2025年第2回の英検4級で出された長文は次の通りです。

4級の過去問・試験内容 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

まず、掲示の大事な情報を日本語でまとめます。

Volunteer at the Beach(ビーチでボランティア)
生徒は今週末、ビーチのそうじのボランティアができます。

  • 日にち:7月17日・18日
  • 時間:午前9時~11時
  • 場所:Lagoon Beach
  • 注意:あついので、ぼうしをかぶり、水を持ってきてください。

参加したい人は7月15日までにKelsey先生にメール。

そのうえで、設問の問題を解いていきます。

4級の過去問・試験内容 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

問題26では、「What should students bring to the beach?(生徒は何をビーチに持っていくべきですか?)」と尋ねています。

選択肢は次の通りです。

  1. A water bottle.(水筒)
  2. A bat.(バット)
  3. A beach towel.(ビーチタオル)
  4. Money for lunch.(ランチのお金)

本文の中に「“…please wear a hat and bring a water bottle.”」と書かれているので、正解は1になります。

問題27では、When should students send an e-mail to Mr. Kelsey?(いつKelsey先生にメールすべきですか?)」と尋ねています。

選択肢は次の通りです。

  1. Before July 7.(7月7日より前)
  2. Before July 15.(7月15日より前)
  3. On July 17.(7月17日)
  4. On July 18.(7月18日)

本文の最後に「Please send an e-mail to Mr. Kelsey before July 15 if you want to join.
(参加したい人は7月15日より前にメールしてください。)」
と書かれているので、答えは2になります。

小学生におすすめ!英検4級の勉強方法

英検4級のレベルと内容がわかったところで、小学生のわが子に英検4級を受験させたいと考えたときに、どのような勉強をさせればよいのでしょうか。

ここからは、小学生におすすめしたい英検4級の勉強方法をご紹介します。

単語とフレーズをしっかり身に付ける

英検4級対策というと、「何から手をつけたらいいの?」と迷ってしまいがちですが、まずは単語とフレーズの定着がいちばん大切です。

英検4級では、約1,300語の単語や熟語を習得する必要があります。

不規則動詞の変化形や be good at などのよく出る表現は、出題頻度が高いため、まずはここから優先して覚えていくとよいでしょう。

絵で覚えるタイプの単語帳を使って、意味・つづり・発音をクイズ感覚でくり返し確認するのがおすすめです。

単語だけでなく、「May I see your notebook?」「What are you going to do?」といった日常会話のフレーズも音読して、英語の語順に慣れていくと効果的です。

ただ、小学生は英語学習で勉強色が強いと飽きてしまい、「英語が嫌い」になってしまう可能性があります。

「英語学習ゲーム(英語物語)」などを使うと、ゲーム感覚で楽しく定着させることができます。

親が「勉強」ではなく「遊び」に近い形で関われるので、子どもも無理なく英語に取り組めるでしょう。

リーディング・リスニングの基礎力を育てる

リーディングの基礎力を高めるには、まず英検4級のPart1(語彙問題)から始め、日常単語を4択で選ぶ練習を毎日15分ほど続けましょう。

イラスト付きの「英検4級をひとつひとつわかりやすく」を使い、見開き2ページを音読してから日本語訳を確認し、翌日にもう一度復習すると、少しずつ定着していきます。

長い時間学習すると、子どもの集中力が続かないので、短い時間でも毎日コツコツ取り組むのがおすすめ。

並び替え問題では、最初に主語と動詞を見つけ、「take care of」などの熟語はかたまりとして覚えます。

そのうえで名詞を入れ替えて新しい文を作ってみると、語順の感覚がつかみやすくなるのでおすすめです。

長文では、150語以内のメールやチラシを音読しながら、キーワードを探す意識を持つと読みやすくなります。

リスニングは、「この質問にはどんな返事が自然かな?」と考えながら聞き、公式音源に少し遅れて声に出してまねしていきます。

聞き取れなかったところは、一度止めて聞こえた英語を書き出し、あとで台本を見て答え合わせをする、という形をくり返すと、耳がだんだん慣れていきます。

小学生に合った参考書・問題集・教材を選ぶ

英検4級の参考書を選ぶときは、小学生が1人でも取り組みやすい工夫があるかどうかをまず見てみるのがおすすめです。

たとえば、イラストが多く、漢字にはふりがなが付いていて、語彙から長文までが見開きで整理されているもの。

こうした教材は、目で見て直感的に理解しやすく、学習のハードルを下げてくれます。

また、文法用語をあまり使わず、会話やマンガなどで重要なフレーズを楽しく解説している教材も、子どものやる気を持続させやすいでしょう。

「難しい説明」よりも、「どう使うか」がイメージできるかどうかを意識して選ぶのがおすすめです。

問題集は、過去問をもとに頻出順で構成されているものや、模擬テスト形式で本番の流れを体験できるものを選ぶと、出題形式にも自然と慣れていけます。

あわせて、音声ダウンロードに対応しているかどうかも見ておくと安心です。

リスニング対策が自宅でできる教材なら、日々の学習にも取り入れやすくなります。

英検4級の受験対策はアクティメソッドがサポート

「わが子に英検4級を受けさせたいけれど、どうサポートしたらいいかわからない」

そんなお悩みを持つパパやママも多いのではないでしょうか。

つい「勉強しなさい!」と言いすぎてしまって、親子でピリピリしてしまうこともありますよね。

仕事や家事で忙しい中、毎日の英検対策までサポートするのはなかなか大変です。

アクティメソッド西熊本では、英検のレベルを目安にしたクラス分けを行っています。

原則として全員がAクラスからスタートし、理解度や定着度に応じてクラスアップを目指していきます。

レッスンの中で、英検4級合格に必要な単語・文法・リスニングの力をバランスよく身につけていくので、通いながら自然と英検対策ができるのが特長です。

実際に、アクティメソッドで学んだ生徒の中には、小学生のうちに英検4級、さらに上の3級や準2級に合格した生徒さんもいます。

一人ひとりのペースに合わせて積み上げていくことで、着実に力を伸ばしていけます。

また、ゲーム感覚で取り組める英単語タイピングは子どもたちに大人気。楽しみながら英検4級に必要な単語を覚えることができます。

忙しいパパやママに代わって、英検受験のサポートもしっかり行います。

「何から始めたらいいかわからない」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。

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