2020年度から、小学校でも英語教育が本格的にスタートしました。
「学校で英語の授業があるなら、自宅学習は必要ないのでは?」と思われる方もいるかもしれません。
しかしながら、住んでいる自治体や通っている学校、授業を担当する教師の英語能力によって、授業内容や質が変わるため授業だけでは足りないこともあります。
この記事では、学年別の自宅学習方法のポイントや自宅学習の問題点を解説します。
【学年別】小学生の英語の自宅学習法

小学校の英語の授業は、英語に慣れ親しむのを目的としていますが、地域や通う学校によって、授業の質が大きく変わります。
このことから子どもに英語を楽しく、着実に学んでほしいのであれば、学校以外の勉強が必要です。
学校の授業以外に英語を勉強する方法は、いろいろありますが今回は自宅学習法に焦点を当ててご紹介します。
小学1~2年生|英語に親しむことを第一に
小学1~2年生は、まだ学校で英語の授業が始まっていない学年なので、「英語に親しむこと」が最優先。
無理に机に向かわせるのではなく、日常の中で自然に英語に触れる体験を積み重ねることが、英語好きの土台を作りましょう。
おすすめの自宅学習方法は次の通りです。
英語の歌や動画で楽しくインプット
子ども向けの英語の歌やリズム遊び、アニメやYouTubeの英語番組を活用しましょう。
歌や動画は、自然と発音やリズムが身につきやすく、子どもの興味も引きやすい教材です。
英語の絵本や読み聞かせ
英語の絵本を親子で一緒に読むことで、英語の音やリズムに慣れ、イラストを見ながらストーリーを楽しめます。
パパやママが英語の発音に自信がないときは、音声付きの絵本や動画を利用するとよいでしょう。
英語カードやゲームで遊ぶ
アルファベットや単語カード、簡単な英語のボードゲームなど、遊びながら英語に触れる教材を活用しましょう。
ゲーム感覚で学ぶことで、「勉強」という意識なく英語に慣れ親しむことができます。
日常会話に簡単な英語を取り入れる
朝のあいさつや「ありがとう」「バイバイ」など、身近なフレーズを親子で使ってみましょう。
小学3~4年生|授業内容に沿った復習を意識
小学3年生から「外国語活動」として英語の授業が始まります。
授業では「話す」「聞く」を中心に、歌やゲーム、簡単な会話などを通じて英語に親しむことが目的です。
外国語活動では成績がつかないため、「楽しく英語に触れること」が何より大切。
学校の授業内容に沿った復習を意識して、無理なく英語学習を進めていきましょう。
以下の学習方法がおすすめです。
授業で習ったフレーズや単語の復習
学校で習った単語やフレーズを、家でも繰り返し使ってみましょう。
例えば、「Good morning!」「How are you?」など、日常生活の中で親子で声に出して使うことで、自然と身につきます
英語の歌やチャンツでリスニングと発音練習
授業でもよく使われる英語の歌やチャンツ(リズムに合わせたフレーズ練習)は、家庭学習にも最適です。
YouTubeやCD、学習アプリなどを活用して、親子で一緒に歌いながら英語の音やリズムに慣れましょう。
オンライン英会話や学習アプリの活用
オンライン英会話は、実際に外国人と英語で話す経験ができるため、実践的なコミュニケーション力が身につきます。
学習アプリは、ゲーム感覚で続けやすいので、飽きやすいお子さんにもおすすめです。
小学5~6年生|中学英語を見据えた応用力の養成
小学校高学年になると、英語の授業も本格化し、中学校での英語学習にスムーズにつなげるための“応用力”を養うことが重要になります。
ここでは、小学5~6年生のお子さんを持つ保護者の方に向けて、中学英語を意識した自宅学習法をご紹介します。
「読む・書く」力の強化
小学校の英語は「聞く・話す」が中心ですが、中学校では「読む・書く」の比重が大きくなります。
小学生のうちから、英語の文章を読んだり、自分で英文を書いたりする練習を取り入れましょう。
小学校の教科書やワークブックを使って、習った単語や表現を書き出したり、英語の絵本や教科書を音読するなどの学習がおすすめです。
「聞く・話す」ことの応用練習
中学校の英語教育では、引き続き英語を聞くこと・話すことのスキルが求められます。
文部科学省主体となって実施した「令和5年度英語教育実施状況調査」によると、公立中学校では、約7割の学校で英語担当教師が発語の半分以上を英語で実施しているそうです。

英語の聞き取りができないと授業についていけなくなる可能性があります。
英語の映画やアニメ、YouTubeの英語講座などを活用し、英語の発音やリズムに慣れ親しんだり、家庭内で英語のやり取りを取り入れるなどの自宅学習を取り入れましょう。
日々の自宅学習により、実践的な英語力が育ち、中学以降の授業にも自信を持って臨めます。
英単語の定着
小学校で扱う英単語の数は700~800語。
その全てのスペルや意味を正確に覚える必要はありませんが、中学校になるとその倍の1,600語程度の英単語を扱います。
そのため、小学校のうちに1つでも多くの英単語を覚えておくと中学校英語のハードルが下がります。
英語の単語帳などを使い英単語を繰り返し復習しましょう。
アプリ等を活用すれば、ゲーム感覚で楽しみながら英単語を習得できるのでおすすめです。
小学生の英語を自宅学習するときの問題点

小学校の英語は英語に慣れ親しむことが目的なので、英語塾や教室に行かなくても自宅学習で事足りるかもしれません。
しかしながら、英語の自宅学習では次のような問題が起こることがあります。
英語の学習に集中できない
英語を自宅学習するときの問題点の1つに、学習の継続が難しいことが挙げられます。
自宅には、子どもの誘惑となるゲームやテレビなど目移りしやすいものがたくさんあるためです。
そのため、英語の学習に集中できず途中で止めてしまうことも珍しくありません。
適切な教材選びの難しさ
英語を自宅学習するときの問題点の1つに、適切な教材選びの難しさが挙げられます。
小学生に合った英語教材を選ぶことは、パパやママにとって簡単ではありません。
市販の英語教材の種類が非常に多く、どれが子どもに最適なのか迷ってしまうことも少なくないためです。
またパパ・ママ世代は中学校から受験英語を中心に学んできたため、小学生向けの教材事情に詳しくないケースがほとんど。
自分たちの経験をもとに教材を選ぼうとすると、どうしても「勉強色」が強いものを選びがちで、子どもの興味を損なってしまうことも考えられます。
たとえ小学生向けの教材を選んだとしても、必ずしもそれが子どもの現在の英語レベルや興味に合っているとは限りません。
教材が難しすぎたり簡単すぎたりすると、学習意欲の低下や挫折につながる恐れがあります。
パパやママのサポートが必須
英語を自宅学習するときの問題点の1つに、パパやママのサポートが必須であることが挙げられます。
子どもに限らず、多くの人はつらいことよりも、楽しくて簡単なことに流されやすい傾向があります。
そのため、自宅学習を進める場合、保護者のサポートが重要です。
ただし、サポートする際に親御さんが熱心になりすぎると、子どもが英語に苦手意識を持ってしまう可能性もあります。
親の役割は、子どもが自分から楽しく英語を学べるようにそっと後押しすることですが、意外と難しいものです。
また、ご家庭によっては、英語教材を用意しても常に子どものそばで教えることが難しい場合もあるでしょう。
自発的に英語学習に取り組む小学生は少ないため、保護者のサポートがないと、英語の勉強が続かず途中でやめてしまうことも珍しくありません。
子どもの英語に不安があるならアクティメソッドにお任せ

小学生の英語教育は「英語に慣れ親しむこと」を目的としているため、「英語の授業についていけない」という生徒の声は少ないかもしれません。
しかしながら、習得する英単語が倍以上になる中学英語のための基礎作りが小学校の授業だけで事足りるかと言われれば疑問が残ります。
学校の英語の授業の補充として、自宅学習は効果的ですが、自宅だと子どもの集中力の継続が難しく、パパやママの負担が大きくなることが予想されます。
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